上野 巌

Iwao Ueno

会長所信

■はじめに
このたび、高萩ライオンズクラブ第59代会長を拝命いたしました。諸先輩方が築いてこられた長年の歴史と地域への貢献、その重みを胸に、改めてこのクラブの存在価値と可能性を深く感じております。私たちは今、新しい時代の中で、クラブのあり方や地域との関わりを見直す節目に立っています。これまでの良き伝統をしっかりと受け継ぎ、その中に込められた思いや工夫を今に活かしながら、変化する社会に対応していくことが求められています。本年度は「組織、地域の魅力再構築」をテーマに掲げ、スローガンを「rebuild and we serve」としました
ライオンズクラブの原点である「We Serve」の精神を土台にしながら長年の奉仕活動を礎に、新たな視点で組織と地域を見つめ直します。「rebuild」は単なる修復ではなく、より強く、より柔軟なあり方へ、時代に即した形に再構築を図るという意志を示すものです。

■会員増強
最も注力すべきは、クラブそのものの力強さを支える「会員の増強」です。減少する会員数への危機感が、地域の魅力や活気の低下、若者の参画不足といった課題を浮き彫りにしています。だからこそ私たちは、ライオンズクラブが築き上げてきた信頼と実績を胸に市民へ語りかけ、多様な世代や背景を持つ方々との出会いを大切にします。参加しやすい雰囲気を醸成し、新たな仲間を心から歓迎することで、組織全体の活力を生み出します。

■再生
地域・組織・事業それぞれの“rebuild”を進めます。クラブ運営のあり方を見つめ直し、例年行ってきた各種事業活動の経験や知恵を土台としながら、今の時代に合った柔軟な運営や企画を模索していきます。地域の魅力を再発見し、活気を呼び戻すためには、ライオンズクラブだけでなく、同じ志を持つ個人や他団体との連携が不可欠です。互いの強みを掛け合わせ、高萩の明るい未来へと歩みを進めます

■おわりに
これまでの歩みを大切にし、その中に宿る思いを今の時代に活かしながら、未来へつながるクラブの姿を共に創り上げていく――それが、今年度の私たちの使命です。スローガンに掲げた「ともに築こう高萩の新しい未来を」-rebuild and we serve-という言葉のとおり、奉仕の原点を大切にしながら、未来へ新たな挑戦を積み重ねてまいります。そして来年度、私たち高萩ライオンズクラブは創立60周年という大きな節目を迎えます。これまで積み重ねてきた信頼と実績に、今年度の新たな歩みを重ねて、次の時代へとしっかりとバトンを渡せるよう、誠実に取り組んでまいります。歴史を敬い、今を見つめ、未来へつなぐ一年を、皆で創り上げていきましょう。

Profile Picture

活動方針

・会員増強 会員30人体制を目指します +5名のメンバー拡大
・既存事業の魅力再構築、新しい事業の検討、実施
・ライオンズクラブ活動のPR強化
・地域社会との連携強化
・メンバー交流の活性化